2020年5月9日 4歳7ヶ月の子供に読み聞かせをした絵本です。
1.すてきな三にんぐみ
1.すてきな三にんぐみ
トミー=アンゲラー さく/いまえよしとも やく/(偕成社)
じろりとこちらを見る怖そうな3人組。
本当に怖い泥棒なのです。
真っ赤なおおまさかりで脅されたら、誰でも震え上がってしまいます。
宝を奪ってためこみ、また脅して奪ってを繰り返しています。
そんな3人組が、小さな女の子と出会うことでガラリと変わります。
3人組はこれまでに悪いことをたくさんしてきたけれど、女の子を大事に抱える様子から優しい心を持っていることがうかがわれます。
3人組は新しい目標を見つけ、孤児になり悲しい思いをしている子どもを救うことにしたのです。
3人組に救われた子供たちは、とても幸せそうな表情をしています。
子どもに読み聞かせをすると、「悪い人なの?良い人なの?」と疑問を持ったようでした。
前半の怖い雰囲気で子供は惹きつけられ、後半には心温まる展開が待っている絵本でした。
1969年に発行され、100万部以上発行されている名作です。
作者のトミー=アンゲラーさんは2019年にお亡くなりになりましたが、これからも愛され続ける作品だと思います。
関連記事
ブログランキングに参加しています
絵本ランキング