①としょかんライオン
②ブルブルさんとおばけのあかちゃん
③ほしじいたけ ほしばあたけ
④ねこです。
⑤シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる
⑥ピヨピヨおばあちゃんのうち
①としょかんライオン
作:ミシェル・ヌードセン/ケビン・ホークス/訳:福本友美子
ある日ふらりと図書館にやってきたライオン。
ライオンが図書館に入っていいの?と思いますが、館長さんは「きまりを守っているならそのままにしておきなさい」と言いました。
ライオンは悠々自適に図書館を楽しんでいます。
大声を出してしまった時には館長さんに怒られたけれど、「静かに行儀よくできるならまた来ていいですよ」と許可をもらいました。
それからは大声を出すこともなく、図書館の仕事のお手伝いもして、だんだんと図書館に馴染んでいくライオン。
仕事を頑張っているライオンの顔が誇らしげです。
ある時、アクシデントが起こって決まりを破ってしまったライオン。
落ち込んでいるライオンの姿が寂しげで可哀そうになってきます。
決まりを守ることは大事だけれど、臨機応変にすることも必要ですよね。
②ブルブルさんとおばけのあかちゃん
作:あさくらまや
懐かしい感じのする絵です。
おばけの赤ちゃんが、赤ちゃんなのに舌をべろーんと出してブルブルさんを怖がらせようとしているのが、さすがおばけだなと感心しました。
始めは怖がっていたブルブルさんが、おばけの赤ちゃんと一緒にいるうちに可愛く思えてきて恐怖がなくなっていきます。
でも、おばけの赤ちゃんには、人間が怖がって上げる悲鳴が必要。
ブルブルさんがおばけの赤ちゃんのために人間の悲鳴を集める工夫をしてくれました。
無事にりっぱなおばけになれた赤ちゃん。
ブルブルさんがとても優しくて、良い話だなと思える1冊でした。
③ほしじいたけ ほしばあたけ
作:石川基子
表紙はシワシワのきのこで色合いも渋く、いったいどんなお話だろうと思いながらページを開くと・・・面白いです。
ほしじいたけもほしばあたけもとてもパワフルで若々しいです。
ほしばあたけ強すぎます!
色々な種類のかわいいきのこたちもたくさん出てきて楽しく読めた1冊でした。
④ねこです。
作:北村裕花
⑤シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる
作:おくはらゆめ
「シルクハット族」「よなかの1時」この2つの言葉に魅かれ、一体シルクハット族は夜中に何をするのだろう?とドキドキしながらページをめくると、ものすごく地味です。
でもその地味さが奥ゆかしくて良いです。
毎晩ふとんをかけずに寝ている娘のところへも是非ふとんを「ちょっとだけ」かけに来てほしいです。
⑥ピヨピヨおばあちゃんのうち
作:工藤ノリコ