2019年8月17日 3歳10ヶ月の子供に読み聞かせをした絵本です。
1.えをかくかくかく
2.いかりのギョーザ
3.は・は・は
1.えをかくかくかく
作:エリック・カール/訳:アーサー・ビナード
「はらぺこあおむし」のエリック・カールさんの作品です。
エリック・カールさんは、ナチス政権の元で自由に絵を描けなかった時代に、フランツ・マルクの色鮮やかな動物たちに出会って影響を受けたそうです。
この絵本で描かれているのも、カラフルで生き生きとしている動物たちです。
自分の好きな色で、好きなように絵を描いていいんだよ、というメッセージが伝わってきます。
子供が絵を描いている時は、余計な口を出さずに自由に描かせてあげたいなと改めて思いました。
2.いかりのギョーザ
作:苅田澄子/大島妙子
ブブコさんは森の中で、不思議なフライパンを拾います。
このフライパンは、怒りのエネルギーで火をおこす「いかりのフライパン」だったのです。
「いかりのフライパン」でブブコさん特製ギョーザを焼くと、火力十分でカリッとジューシーなギョーザの出来上がり。
このギョーザを食べた後は、怒っていたことなんてすっかり忘れてしまいます。
最後にはみんなニコニコ笑顔でギョーザパーティーです。
「ぷんぷん ぷりぷり ぷんぷん ぷりぷり」という呪文は、読み手もついつい力が入ってしまいます。
たくさんのギョーザを焼いて、いかりのフライパンはだいぶお疲れのようでした。
「やれやれ」という感じでしたが、裏表紙のいかりのフライパン表情が満足気なので、みんなの笑顔が嬉しかったんだろうなと思いました。
こっそりと旅立ついかりのフライパンは、また別の人たちを笑顔にしてくれるのでしょう。
読んだ後は、ギョーザを食べたくなること間違いなしです。
3.は・は・は
作:せなけいこ
この絵本で一番衝撃的なのは、虫歯になった歯が、全てボロボロと落ちてしまうシーンです。
トラウマになりそうな1ページです。
子供に「虫歯になったら歯がなくなっちゃうよ!」と歯磨きを促すことができると思います。
せなけいこさんの絵本は、「ええっ!?」とビックリする展開があるので、親もドキドキしながら楽しめます。
「ねないこだれだ」誕生50周年を記念した、『せなけいこ展』が現在開催中です。
神奈川会場は2019年7月6日~9月1日です。
神奈川会場の残り期間はあとわずかですが、行けたらいいなと思っています。
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