①くろくんとちいさいしろくん
②おばけかぞくのいちにち
③トマトさん
④かばんうりのガラゴ
⑤へんしんトンネル
⑥うどんのうーやん
①くろくんとちいさいしろくん
作:なかやみわ
発行:2017.9.6
くれよんのくろくん達のところに、迷子のしろくんがやってきました。
くれよん達みんなでしろくんの仲間を探しますが見つかりません。
くろくんがしろくんに寝る場所をゆずってあげたり、しろくんがお絵かきで活躍できるように画用紙を黒で塗りつぶしてあげたり、とくろくんの優しさが感じられます。
くろくん達としろくんがすっかり仲良くなった頃、しろくんの仲間が探しに来てくれました。
しろくんがいなくなって、一番寂しそうにしているのはくろくんです。
絵の具のおねえさん達の協力で、しろくんの残した手紙が読めて、くろくんに少し元気が戻りました。
②おばけかぞくのいちにち
作:西平あかね
発行:2003.8.1
おばけかぞくのいちにち さくぴーとたろぽうのおはなし (こどものとも傑作集)
さきちゃんとたろうがなかなか寝ないと、おかあさんは「もう おばけの じかんよ」と言って電気を消します。
その頃、おばけかぞくの家では、おばけの子のさくぴーとたろぽうがお父さんに連れられて保育園に行きました。
おばけが人間と同じような生活をしているのが面白いです。
絵を細かく見ていくと、人間のお父さんとおばけのお父さんの髪型が似ていたり、晩酌でビールを飲んでいたり、寝るときに絵本を広げていたり、と人間家族とおばけ家族の共通点が見つけられます。
③トマトさん
作:田中清代
発行:2002.7.1
トマトさんが表紙にデカデカと描かれていてインパクトがあります。
しかもトマトさんの表情がアンニュイな感じです。
本当は川で泳ぎたいのに素直になれず、ひっそりと泣いていたりします。
伏し目がちになったトマトさんがまた艶っぽいです。
みんなの協力で川に入れたトマトさん。
喜んでいる顔もまた儚げで美しいです。
④かばんうりのガラゴ
作:島田ゆか
発行:1997.11
かばん売りのガラゴはお客さんの希望するカバンを次々に出してあげます。
お客さんの難しい注文に全て対応できるガラゴは凄いです。
カエルに提供したピアノのかたちのかばんがインテリアのようで素敵でした。
それから、ガラゴのかばんはドラえもんの四次元ポケットのように何でも入っているなと感心してしまいました。
⑤へんしんトンネル
作:あきやまただし
発行:2002.9
かっぱが「かっぱ かっぱ かっぱ かっぱ・・・」とつぶやきながらトンネルをくぐると、いつの間にか元気な馬になって出てきます。
声に出して読むのが楽しい絵本です。
娘はくり返しで同じ言葉を唱えるのが楽しい様子です。
⑥うどんのうーやん
作:岡田よしたか
発行:2012.8.25
うどん屋さんに注文が入り、人手不足で配達する人がいないので、うーやんは自分でお客さんのところまで行きます。
走っている途中でお腹の空いた猫にうどんをあげてしまい、中身が半分になってしまったのでうーやんは考えます。
そうめんを足したり、途中で出会ったメザシや梅干しや豆腐や・・・色々な具材が追加されていきます。
完成したうどんは「それ大丈夫?」と不安になるようなうどんでしたが、お客さんのキツネどんは「おいし~い」と大満足。
『にぎやかうどん』という新メニューができました。
しかも、具沢山で500円とお得感満載です。