①どうするどうするあなのなか
②ちいさなエリオット おおきなまちで
③これはのみのぴこ
④おひさまパン
⑤へんなおでん
⑥せかいいちまじめなレストラン
⑦まあちゃんのながいかみ
⑧ばけばけはっぱ
①どうするどうするあなのなか
作:きむらゆういち/高畠純
②ちいさなエリオット おおきなまちで
作:マイク・クラトウ/訳:福本友美子
おおきな街に住んでいる、小さな象のエリオット。
体が小さくて苦労することもありますが、道端に咲く小さな花に気が付いたり、こまこましたものを宝物にして楽しみながら暮らしています。
そんなエリオットが一番好きなのはカップケーキ。
ショーウィンドウにきれいに並べられたカップケーキはかわいいです。
エリオットは憧れのカップケーキを買おうとしますが、店員さんに気が付いてもらえずに買えませんでした。
落ち込んだエリオットが家に帰る時に出会ったのが、自分よりももっと小さなネズミでした。
エリオットは小さなネズミを助けてあげました。
そして今度は、小さなネズミがエリオットを助けてくれました。
エリオットは憧れのカップケーキを手に入れることができました。
街の人たちの無関心さは冷たいなと思いましたが、最後にはエリオットがかけがえのない友人を作ることができて、温かい気持ちになれた絵本でした。
③これはのみのぴこ
作:谷川俊太郎/和田誠
「マツコの知らない世界」の『読み聞かせ絵本の世界』で紹介されたので選んだ1冊。
以前に読んだ「これはすいへいせん」と同じパターンですね。
のみのぴこから始まり、ぴこの住んでいるねこへと続き、どんどん登場人物が増えていきます。
読んでいてとてもリズムの良い本です。
後半は読むのに息継ぎが大変になってきます。
「マツコの知らない世界」で紹介された時は、園児が文章を覚えて声に出して一緒に読み始めていました。
娘は、新しい登場人物が追加されると「うん」と頷きながらじっと聞いていました。
④おひさまパン
作:エリサ・クレヴェン/訳:江國香織
雪が降り、おひさまが隠れてしまった寒い町で、動物たちはおひさまが顔を出してくれるのを心待ちにしています。
おひさまを恋しく思ったパン屋さんは、パンでおひさまを作ります。
心を込めて作ったおひさまパンには不思議な力が宿って、食べた動物達が空を飛べるようになります。
動物達の楽し気な様子に誘われたのでしょうか、おひさまが目を覚まし明るくて暖かい世界が戻ってきました。
動物達の表情がどのページもとても優しく、おひさまが現れた時の喜びようは読んでいて楽しい気分になります。
おひさまへの愛情と喜びが伝わる、美しいイラストの絵本でした。
⑤へんなおでん
作:はらぺこめがね
1ページに△〇□の形のものが描かれていて、三分割に切れていてページをパラパラめくれます。
始めはおでんの具が描かれていたけれど、次第にパンや果物等別の食べ物になり、食べ物ではないものまで出てきて・・・
組み合わせを色々試して、へんなおでんを作ることができます。
娘は読み終わった後に「へんなおでんだね」と言ってニコニコしていました。
⑥せかいいちまじめなレストラン
作:たしろちさと
⑦まあちゃんのながいかみ
作:たかどのほうこ
⑧ばけばけはっぱ
作:藤本ともひこ