①にじいろのさかな しましまをたすける
②おさるのれっしゃ
③オオカミだー!
④ころころパンダ
⑤いろいろおてがみ
⑥おかあさんのパンツ2
⑦くろくんとなぞのおばけ
⑧アンパンマンとおりがみまん
⑨さんかくサンタ
①にじいろのさかな しましまをたすける
作:マーカス・フィスター/訳:谷川俊太郎
にじうおは前作で自分のキラキラうろこをみんなに分けてあげて、仲間が出来て幸せになった。
今回、ひとりぼっちのしましまが「仲間に入れて」と言ってくるが、キラキラうろこを持っていないしましまを仲間ハズレにしてしまう。
それでもにじうおは独りぼっちだった頃の自分を思い出し、しましまのことが心にひっかかる。
そんな時、サメが魚たちの群れに突っ込んできた。
サメに食べられそうなしましまを、にじうお達は勇気をだして助け出す。
集団で仲間ハズレをしたり、いけないと思いながら仲間ハズレに同調したりと友達関係の難しさが書かれている。
仲間ハズレにするのを率先してしまったギザギザがキズだらけになりながらしましまを助け、最後にはみんなで仲良くなれたのは良かったと思う。
②おさるのれっしゃ
作:牛窪良太
おさるのれっしゃの切符はバナナ。車掌さんが切符を集めに客車へ向かいます。
白黒の生き物・角の生えた生き物・大きな生き物・小さな生き物・・・と客車によって乗っているお客さんは様々です。
白と黒の生き物の中に白黒パンダがいたり、角の生えた生き物の中に小さなカブトムシがいたりと捻りがきいていて面白いです。
③オオカミだー!
作:ステファニー・ブレイク/訳:ふしみみさを
やりたい放題のうさぎの子のシモン。
オオカミなんてどこにもいないのに、「オオカミだぁ!」と叫んでみんなを驚かせています。
そのシモンの表情はいたずらっ子の悪ガキで憎たらしいです。
そうして色んな人をからかっていたら・・・本当にシモンのところにオオカミが!
慌てふためくシモンに、自業自得だよ、と思います。
しかし、さすが憎たらしいシモン。
そのままでは終わりませんでした。
④ころころパンダ
作:林輝昭/内山晟
パンダの写真絵本。
1ページ目と2ページ目は実物大のパンダのサイズで写真が載っています。
結構おおきいなと感じました。
パンダの背中の写真を見て、白と黒の切り替わりを改めて認識しました。
腕部分だけでなく背中まで黒の部分があるんですね。
⑤いろいろおてがみ
作:えがしらみちこ
なきごえバスのえがしらみちこさんの作品。
届くお手紙が特徴的で、「だれからなか?」の問いかけに娘は動物の名前を答えます。
優しい絵柄がとてもかわいいです。
⑥おかあさんのパンツ2
作:山岡ひかる
おかあさんのパンツの2冊目。
今回も子供のパンツをおかあさんが履くと、伸びに伸びて別の絵柄になります。
最後はおかあさんの「なるわけないでしょ!」とご立腹のつっぱりです。
⑦くろくんとなぞのおばけ
作:なかやみわ
朝、目が覚めるとくろくんの仲間のきいろくんがいません。
次の日はおうどいろくんとちゃいろくん。
その次の日はあかさんとピンクちゃんの姿が消えました。
そのまた次の日にはなんと、くろくん以外のみんながいなくなってしまいました。
おばけにつれていかれたと思ったくろくんは、おばけに連れていかれたと思い探しに行きます。
ウチの娘は「くれよんのくろくん」を読んでから、自分のクレヨンにキャラクター付けをして毎日自作の「くれよんものがたり」を語っています。
この「くろくんとなぞのおばけ」も一生懸命聞いていたので、「くれよんものがたり」の世界観がまた広がると思います。
⑧アンパンマンとおりがみまん
作:やなせたかし
折り紙名人のおりがみまん。
ばいきんまんは、子供たちに夢を与えるおりがみまんが大嫌いです。
おりがみまんをさらって、アンパンマンを倒すために手裏剣を折らせました。
アンパンマンが助けにきてくれておりがみまんも一緒に戦います。
バイキンUFOに大量のノリをかけて紙吹雪をびっしりと貼り付けるという攻撃。
地味だけど嫌だなと思いました。
この絵本を読んで久々に折り紙で手裏剣を作ってみました。
⑨さんかくサンタ
作:tupera tupera
丸と三角と四角の絵でストーリーが進んでいく。
みんなへのプレゼントの中に「さんかくサンタ」の絵本が入っているのを発見して娘は「これだね」と言っています。
ありがとうと言われたさんかくサンタが嬉しそうな表情をしているのが微笑ましい。